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福岡市美術館で開催中の大英博物館古代エジプト展に行ってきました。
全部で4章から成る、「古代エジプト冥界の旅にようこそ!」的な内容。

グリーンフィールド・パピルス「死者の書」がメインで、これは要するにパピルスの文書なので、大変地味です。ほかも、キラキラしたマスクや装飾品などはほとんどなくて、文書が殆ど。
ヒエログリフは読めないので、キャプションの説明が頼りで、モノが小さい割には見るのに時間がかかります。でもなぜだか飽きがこない。面白いです。

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古代エジプトでは、人は死ぬと冥界に行って、裁きを受けたり(これが大変そうな口頭試問! 間違ったら心臓を食われてしまう!?)、長々と丘を越えていったり、ヘンな虫退治をさせられたり、しかもそれら全部上手くこなした後も、「肥沃な土地で農作業ができる」だけらしい。作るのが野菜に限らないならガーデナーとしては理想の天国かも知れませんが、でも肥沃で虫も霜も心配ないなんて、作業はすぐ終わっちゃうし、季節もメリハリがなさすぎて退屈しませんかね。結局は古代エジプシャンも、あの世でまで働きたくないので使用人人形(シャブティ)を入れとくことにしたらしいですが。

描かれている図形は動物や鳥が多くて、非常にかわいらしいのもありますが、スッスと描かれている感じの筆致なのに、今でも種類が特定できそうな観察に基づいたリアルな絵ばかりなのが嬉しい。悪いヘビを退治する神様の一人はどう見てもヤマネコ系の姿をしており、ヘビとセットであちこちに描かれていました。カラカルとか、サーバルキャットに近いと思うんだけど、よく分からない。これが猫なのに刃物で戦ってるあたりが微笑ましいです。
神様ではバーというのが、やたらと変身するのですが、鳥の体に人の手、というのは余り、美しい見た目ではないです。そしてほかの神々も、おなじみの、ジャッカル頭やトキ頭はまだ地味です。ヘビの体に人の足、胴体まで人で頭はスカラベ、と、混ぜすぎて節操がない(笑)。
トト神といえばトキが普通だけどヒヒもいるのです。死者の書でも、天秤のてっぺんにはちょこんと座るヒヒ(ミニサイズ)。これがなかなかモチーフとしてはいけるので、インテリアにひとつ欲しいところでしたが、残念ながらショップコーナーで見つかりませんでした。

そういうわけで、動物好きの視点からも楽しめてしまった古代エジプト展。どれも人の死後を表現した品々であるはずなのに、こうして見ていくと想像できるのは、輝く太陽の下で、たくさんの生き物たちが自由に跳ね回っている、文字通り豊かなナイルのほとりなのでした。

混雑するとじっくり見れないので、もし行けるなら平日がおすすめです。
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