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007最新作観てきました。ものすごーく面白かった!
舞台は、トルコ、上海、マカオ、ロンドン&スコットランド。
M(ジュディ・デンチ)に裏切られたと信じている元エージェントが敵なので、ハイテクを使うし、銃撃も格闘もハイレベルでボンドは苦戦を強いられる。
ネタバレしますので続きはおりたたみます。

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冒頭からカーチェイスの始まり。警察の白バイを奪ってさらに追跡、というのは007お馴染みのアクションですが、バザールの屋根をバイクで走り回り、橋の下を走る列車にバイクのままダイブ、という無茶ぶりは、さすが大画面向き。ここでなんとボンドが狙撃(失敗)で谷に落ち、007殉職ということになります。でももちろん生きていて、どこかよくわからない南国で酒びたりで暮らしている(エージェントが何事かあって身を隠す場所ってなぜ南国なんですかね)。そこでロンドンの本拠地爆破のニュースを見て、とりあえず戻るボンド。

今回はボンドとMの信頼関係もストーリーの重要なところだったようです。
敵のボス・シルヴァはMの元部下で、Mを恨んで悪に転び、今はマカオの軍艦島(違)にアジトがある。ボンドはここへ入り込んでシルヴァを確保するけど、それもヤツの計算のうちで、まんまと逃げて行く。標的はM。ボンドは退避をと連絡するけど、審議会で一連の犠牲と失敗について責任を問われているMは、背を向けて逃げることはできない。そして証言の際に、「夫がよく引用した」という詩の一節を読むシーンがあります。これが、テニスンのUlyssesの最後の部分だと思うんですけど(違ったらゴメンナサイ)、
・・・・・・made weak by time and fate, but strong in will/ To strive, to seek, to find, and not to yield.

感動のあまり涙が出そうになりました。重傷を負ったり、アル中で銃を持つ手が震えたり、年寄り扱いされ引退を仄めかされたり、というのが前半のボンドですが、同じような危機が、ボンドの部署とMそのものにもありました。それが、それぞれの頑張りによって持ちこたえる。こういうスピリットこそ、007の戦う理由というか、原点なんだろうなという気がしました。ま、直後に敵が乱入してくるんですけども(笑

Mを守るべく、ハイテクは天才コンピュータ小僧のQに託して、自分はアナログ作戦に転じるボンド。シルヴァの一味を迎え撃つのに向かった先は、スコットランドにある自分の実家跡です。(ちょっとした館。いいところの生まれらしい)銃器があるはずだったけど、猟番のじいさんが「死んだと聞いて売り払われた。狩猟用ライフルだけとっといた」
派手なBGMとともに武装ヘリで現れるシルヴァの、まあ憎たらしいこと。ボンドはそれでも抵抗し、抵抗し、立ち向かいます。最後の武器はナイフ1本です。

昔のも、いいよね、というメッセージが愛情たっぷりに入っています。「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」は観ましたが、3つのうちでは私はこれがベスト1でした。


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