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今年はまた忙しくて、あまり読書をしたとは言えない一年になりました。
秋以降はそこそこ読む時間があったので、そこで収穫が多かったようです。
片付けをかねて、汚本を処分、好きな本は新品にかえていきました。その作業の過程で再読もいくつかあります。

ベスト3とか考えるのは面倒なのでそのまま。

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モンテーニュ『エセー』
再読ですが、前は必須なのでただ読んだというもので、今余裕を持って読むと、それはそれは面白い! 笑いあり涙あり、カッコイイと唸る話もあり。カエサルとキケロの著作を読む気は、そもそもあまりなかったのですが、もうこれを読んでミッシェルおじさんの話を聞いたらカエサルもキケロも十分かなと思う。(笑)

カズオ・イシグロ『私を離さないで』
この話ははじめは、とても手を出す気にならなかった。映画は今も見る気がありません。映像で、イメージを固定したくないというか。
でも、本はすごく、よかったのです。不思議なほど穏やかな雰囲気で、途中、音楽のイメージが重要なシーンがあるのですが、その使い方が絶妙でした。淡々として今日的なテーマでありながら、これだけ文学らしく書けるって、カズオ・イシグロはすごいと思います。

三島由紀夫『豊穣の海』
4巻がそれぞれ別の主人公が出てくるけど、実はつながっているという構造の長い話。正直、ストーリーはつまんないし、主人公(語り手役にしろ、それぞれの主役にしろ)もちっとも好きになれない人ばかり。というか、揃って変態だと思う。女性蔑視が物凄くて、最初は面白いと思った描写も、あまりにしつこいので吐き気がしてきたけど、3冊耐えれば、4巻が最高に面白い。

プラトン『ソクラーテスの弁明』
裁判にかけられたソクラーテスが弁明すべく語るドキュメンタリー(!?)。うすいのですぐ読み終わるし、へんな訳だけど、退屈しない面白さ。
「私が貧乏なのは、この(いわゆる知者と話してその相手を言い負かす)仕事が忙しくて、ほかに働けないからです」という、非常に現実的なことをたまに言ってましたが、ほかは、弁明にも何にもなってませんでした。

エドガー・ポー『落とし穴と振り子』
再読。『黒猫』に大体入っている短編ですが、陰気でかつ恐ろしかった。異端審問てどうしてこう、残虐な手段を思いつくのか。この話では主人公は助かるんですが。『黄金虫』は何度読んでも最高なのに、新潮文庫の新版で収録されてないのは、大変がっかりでした。

===========
貸してもらって『阪急電車』『ラッシュ・ライフ』その他も読みましたが、私の好みではありませんでした。ダンテ『神曲』は地獄編だけがお気に入り。後半は「ベアトリーチェ何様!?」という感想しかでなかった(殴)アガサ・クリスティ『エンドハウスの怪事件』は面白いけど、対話があまりにも意地が悪い。

結論:来年も引き続き本棚整理。以後はTOEIC本を処分して場所を空けること。
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同じく来年は
本の整理をします。
衣類を整理したら予想以上に気持ちが良くて(笑)、もう読まないであろうものはどんどんブッ●オフにと思っています。そして物を積み上げる悪癖を直したいです。
ナカノ 2011/12/30(Fri)23:54:59 編集
Re:同じく来年は
もう今年になっちゃいました。でも仕事してる方が疲れないかも。
春までに窓際を片付けて、そこで金魚を飼うぞ♪

サイトの整理もしなきゃね…。
【2012/01/02 16:42】
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