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前から気になっていた本だったのですが、とりあえず1だけ買って、しばらく積読になっていました。暇ができたので手を出したところ、これが、私の好みにドンピシャリ! シリーズが5巻まである? 当然揃えますよ!

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ミュルス海岸倉庫 - 2012年09月 (1作品)
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)

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短編集になっていますが、実は続いている設定。 月に一回、レストランで談笑するために集まる6人の男性メンバーと、完璧無比な給仕のヘンリーの話で展開します。 メンバーの中のホストがゲストを連れてきて、そのゲストが謎を抱えていて、みんなであれこれ楽しく知識をひけらかしつつ(互いにけなしたりしつつ)推理していくけど、本当に謎を解明してみせるのは毎回ヘンリーだったりします。 1巻には12編収録してあり、どれも好きですが、一番ワクワクしたのは「不思議な省略」でした。(「指し示す指」はシェイクスピア絡みですが、落ちがフフッと笑えてしまった。また別のときに紹介致します) ゲームと謎かけの大好きな友人に、遺言でちょっとした遺産を貰ったゲスト。どこかの銀行に預けてあるはずだけど、そのありかのヒントは「アリスの不思議な省略」それだけ!ゲストは、『アリス』がヒントなので暗記するほど読んでいます。メンバーも詳しいのでそれらしいところまでいく、でも肝心なところに行き着きません。一体、”不思議に”省略されているのは何か。 ヘンリーの謎解きは毎度、結構単純な死角を突くパターンなのですが、この話ではどっちかというと正攻法で突き止めるのです。そこがものすごく面白かった。『アリス』ももう一回くらいは読んでおかないと、と思いました。
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