日曜。仕事から私が帰宅すると母が熱があるといって寝ている。
「何度？」
と聞くと、８度３分だというので、どれといって体温計を見ると
９度３分の間違い。

年寄りの９度は恐い。
再度立会いの下で（大げさな）はかると９度６分。あがってどうするか。
何か飲んだかと聞くと「パブロンを飲んだ」

普通に夕食があると思って、くだらないものは買ったが食糧は買わなかった私。
食欲がないという話を詳しく聞くと、昼も食べていないらしい。
ひとりでもさっさとタクシー呼んで病院に行くべき、と説教しつつ、手持ちはハーブティとかドライフルーツとか、ん？　差し入れにもらった巻き寿司があった。
寿司が好物な母にこれを出すと、熱がある割には２切れを平らげる。
ハーブティー（カモミール）も無理やり一杯飲ませる。
一方、病院に行く支度をしなさいと説得しつつ、明日は休みますと仕事をキャンセルするメールを打つ。
しかして、なぜか熱が８度前半になった、そして
「さがったから病院は明日行く」
と、説得工作失敗。パブロンが効いているのであればインフルエンザではないのだろうと考える（予防接種もしているが、だからって絶対かからないことはない）。そこでもう夜も１０時を過ぎていることに気づいてしまったと思った。こんな時間になってはもう食べられない。

しかも、母のヤツが夜中にもぞもぞするので、ほぼねずの番になってしまう。
朝一番で病院へ行くと、「風邪です」と言われ、点滴と、風邪にしてはものものしい内容の薬をもらって帰りましたとさ。
病院にはＢ型インフルの患者多数でした。これにびっくり。来年のトレンドということか。